あまとうにっき。

おヒマつぶしにどうぞ。

防災な話

大阪の方、地震すごかったみたいですね!?
大雨や余震で片付けなどの作業が難航してるかと思います…
足場が不安定な所、落下物、倒れてくるものには要注意ですね!
ケガなどには本当に気を付けてくださいね!


おはようございます、かかおです

本当にこの国は地震が多いっすね…
大阪ででかい地震が発生した時にこんな話しなくても…なんて思うかもしれませんが、
こんな時じゃないと話す機会ないんじゃないかって思うので今回は避難訓練の重要性について語らせてください!

私は阪神淡路大震災の時は
この世に生を受けて数ヶ月の東京のやんちゃベイビーだったので、覚えてるどころか知らないレベルなんです…

ある程度大きくなったときに両親や学校の先生から授業などで話を聞く機会などがあり、
何がどう大変だったのか、建物の耐震をはじめ様々な事が見直されたりした…みたいな事を教えられてきました…

が、正直なところですね…
いやぁ…実感わかないからよく分からねえな…って感じでした。
また、小学生の時には新潟中越地震が発生しましたが、
東京在住だったのでテレビの中でとんでもねえこと起こってんな程度の認知しかなかったんです。

なので、地震を想定した避難訓練でも
テレビで地震の怖さを知ってたはず、見てたはずなのにも関わらずですね…
「これって本当に大切なのか?」
「そんな大地震なんてくるのかよ」

とかって思っていたので積極的に参加してませんでした…周囲もそんな感じだったのでなおさらです。
起震車体験とか小学生からしてみたら一種のアトラクションみたいな感じにもなってましたしね…

でも、今になって大変後悔してますね…

なんで避難訓練ちゃんとやってなかったんだよおおおお!!!!って心から思った出来事がありました。
3.11こと東日本大震災です。まだまだ記憶に新しい人もいらっしゃるかと。

当時の私は高校1年生です。
先輩たちの卒業式を終え、部活で演奏会の練習をしていたときです。
副顧問と先輩と私で音楽室を離れて一般教室でパート練習をしてたんです。
いつも通りぐーたら練習をしてる最中でしたかね?
さっきからケツがもぞもぞしてるし何だかめまいが…って思っていました。
段々とめまいがひどくなってきたので副顧問に「なんだかフラフラするっす…」と伝えた瞬間です。
ゴゴゴゴゴゴゴッって音とガタガタガタって音と同時に大きな揺れがきました。

そりゃもう軽くパニックですよ!
えっ!?めまいじゃねえのか!?つーかこの揺れ何!?揺れでかすぎて立てないし!
窓ガラスえげつないくらいにガタガタしてるし!!何!?何なの!?って状態です。楽器もって硬直してました。

横を見たら副顧問も先輩も楽器抱えた状態で硬直です。
つまり今のは何だったの…って状態です。

しばらく経ってから職員室から放送が入り、地震の情報と火の元の確認をするよう言われました。
そして一旦外へ避難するよう指示がでました。
しかし、それはすぐ解除されたので教室へ戻りました。

その後は今の地震すごくね!?なんだったんだろうね?びっくりしたー!
って会話をしてました…が、さっきからずっと違和感が。

ずっとケツがもぞもぞしてめまいがしてるんです。今考えてみればずっと小さく揺れてたんですかね?
再び私は「先生、めまいがやばいんですが…」と言いかけたら、またです。またなんですよ。

今度はさっきよりもでっかい揺れが来ました。室内は軽くどころではない…大パニックです。
ユッサユッサ揺れて何がなんだか分からない!
私も先輩も楽器持った状態で硬直です。

地震きたら机の下に入って身(入らなかったらせめて頭)を守れなんて言われますよね?
多分、ちゃんと避難訓練やってたら即座に実践できたんでしょうね…
恐怖で体動かないんですよ…何すりゃいいのか、自分の頭上で蛍光灯揺れてて落ちてくる危険があるのに何もできないんです。
その後は副顧問の「かかおちゃん!◯◯(先輩の実名)!机の下に入りなさい!!早く!!!」って言葉にハッとなって半泣き状態で先輩の首根っこ掴んで机の下に潜った覚えがあります。
机の上に乗ってるものがボロッボロ落ちるわ、
蛍光灯揺れまくって不気味な音が鳴るわ、
教室中のホコリが落ちまくるわで恐怖です。

また、揺れがひどいので机押さえてないとどんどん動いてしまう状態でした。

揺れが弱くなった頃でしょうか?
隣の教室で練習をしていた友人たちが半ベソかきながら私たちの教室に駆け込んできました。
机の下から出てきた私たちを見てビックリした様子です。
話を聞くと彼女らもパニックでどうしたらいいのか分からず、ただ泣きわめいてたそうで…。

しばらく経ってから職員室から再び放送が入りました。
地震の情報…ではなく、直ちに外へ避難しろとのこと。
職員室も被害があったのか放送してる先生の声は震えてます。

外に避難した際に友人がワンセグを起動。
そしたら静かに陸地へと水が流れ込んでいる映像が。チャンネルを変えると東京の河川が逆流してる映像が。
理解できない映像が次々と出てきます。

何分経過したのでしょうかね?先生たちから呼ばれ、教室へ戻りました。そしたら教室に顧問がいるではありませんか。
「音楽室に大至急戻って!今後の流れを話すから!」と。

音楽室に戻ると顧問からの話が。この後直ちに片付けを行い、速やかに校舎から出ろ、そしたら校庭の真ん中に部活ごとに集合するよう言われました。
つまり、非常災害時における休校です。もうさっさとおうち帰れ!ってわけですね。

ちなみになんでこの時「校庭の真ん中」なの?と疑問に思ってました。
これが避難訓練をちゃんとやってなかった人間の末路です。
普通に考えて真ん中にいなかったら建物倒れてきちゃう可能性があるからだろうよ…
本当に自分はバカだと再認識した瞬間です。避難訓練、あまくみてました…

そして避難するとき、みんな喋っちゃうし、走っちゃうんですよね…
「おかしも(ち)」聞いたこと…ありますよね?(さすがにそのくらいはわかりますよ!)
お→おさない
か→かけない
し→しゃべらない
も→もどらない
(ち→近づかない?)

(「ち」の記載に関してですが、地域ごとに派生があるようです。
私の地域は「おかしも」で教育されてるので「ち」の記載はありませんでした。
意味は「近づかない」でいいのかな?)

でも実践できないものなんですね…
喋らない…もう阿鼻叫喚です。
かけない…そんなこと言われましても…みんなダッシュです。快速です。

そんな部分でも反省です。

日頃からの備えは非常食・非常用品以外に防災意識ってのも大切なんですね…


学生さん、避難訓練は真面目にやったほうがいいですよ…まじで。
私の場合は先生に助けられた感じですが、
もしあの時に副顧問がいなかったら?
もしあの時、私の上に蛍光灯が落ちてきたら?

なんて考えると恐怖でしかないです。いざというとき自分の身を守れるのは自分自身です。

今度、そなエリア行ってちゃんと学んできます…